2018年12月に可決された「カジノ法案」。実際にはどのくらい進行しているのか、カジノファンは気になるところです。

当初は「2020年の東京オリンピックまでに」と言われていましたが、今現在の状況では、不可能といえます。各法案の審議に時間を有してしまい、開業までを9段階に分けると今は未だ5段階目というところでしょうか?

避けては通れない9段階の道 賭博と日本

カジノがオープンするまでには、進めていかなくてはいけない段階というものがあります。1〜9段階に分けると、今はどのあたりなのでしょうか?

 

  • STEP1:今後の方針を決める、基盤となる体制を整える方針を定めていきました。カジノ委員会の設置など基盤となるものが、この段階で取り決められました。。
  • STEP2:内閣にIRの整備などを含む、開業に向けて円滑に「カジノ法案」を進めていく国の組織作りをしました。
  • STEP3:「IR実施法」を作り、カジノ事業免許・入場料・入場制限・カジノ管理委員会の設置など、これにより定められたのです。
  • STEP4:懸念点を重視した対策を法案化します。カジノ建設においては、反対派が口を揃えて反対した理由の一つ「ギャンブル依存症」について話し合いました。
  • STEP5:カジノ業者の監督・カジノ事業免許の審査・カジノゲーム関連機器の監査などを統括する組織が生まれました。この時にマネーロータリング対策および、外国規制当局との連携業務の取り仕切りなど、どんどん具体的になってきました。

 

今日まででは、STEP5まで進んでいる状態で、日本 賭博がいかに慎重に進められているかが伺えます。

この後、STEP6が進められていくわけですが、基本方針の策定時期はIR整備法交付から2年以内と定められているため、2020年7月までには、自治体や事業者などによる、実際のIR開業に関する業務に対する政策を立てておかなければいけません。

 

これから先の進行は?

ここまでをみると、進み具合が悪いようにも思えますが時間をかけて進めていかないと、あとで問題が山積みになってしまうのです。

カジノがオープンするのは、2025年ごろになるのではないかと言われています。なぜ2025年と言われているのか? と思われましたか?実は2025年に大阪市では万博が開催されるからなのです。

大阪市の夢洲は、2008年のオリンピックの候補に挙げられた際に、競技場や選手村などを100ヘクタールの土地に建設予定でしたが、誘致は失敗に終わりこの広大な土地は置き去りになっていました。その後2025年に万博開催が決まり、IRの有力候補地にもなってきているのです。

このことより、「大阪」が有力候補としてあげられ、一つの線引きとして2025年がささやかれているのです。